男性用貞操帯の鍵を失くして悲憤慷慨と愛別離苦

先日、男性用貞操帯の鍵を無くしてしまった。どうしようかと悩んでいたところワロリンスさんという方も私と同じく貞操帯の鍵を無くした体験談をブログで書かれていたので非常に参考になった。

ギザギザタイプの鍵だったらしく三万円したらしい。業者からはディンプルなペッティング禁止と言われたそうで、そりゃそうだろうと一人で頷いてしまった。彼の股間は一大事だったに違いない。ブログを読むと現在はタワマンに住んでいるらしいので大変だろうと心中お察しした。

WAROLOG

もしかして鍵(キー)の後にタワーマンションという流れから、一種の暗号ではないかと私は気づいた。しっかり内容を読むと「イキたい」という言葉を発見した。神奈川県警であれば確実に逮捕されるだけの証拠が揃ったが、東中野名探偵コナンと呼ばれている私はさらなる物的証拠を探したのだった。

私はワロリンス氏がツイッターなる奇怪で危険なアダルトサイトで、彼の同士と呼ばれる人間との間で秘密のメッセージのやりとりをしているのを遂に見つけた。

ツイッターは危険だから登録しては絶対にダメだと学校の先生が言っていた。流石ワロリンス氏。そうした危険なサイトも使いこなしている。油断はできない。

そこには「テニスをしたい」と書かれていた。ツイッターとは自分の思考回路がそのまま言葉になるようなものらしい。つまりテニスをしたいとは隠語である可能性が非常に高いと推測される。

私もテニスなる種目は人生で一度もないのだが、音は知っている。パコンパコンだ。私は夜の23時に部屋で一人、素振りをしてみた。疑似体験は大事だ。テレビではサッカーワールドカップの特集が流れているが、私はテニスをしている。同じ球技なれどルールは全く違う。完全に異種格闘技戦の様相を呈している。

十分ほど額に軽く汗がでてくる程度に身体を動かしたところパコンパコンとは「パコパコしたい」の意味であるという結論に達した。彼はパコパコツアーの参加者を募集していたのだ。衝撃の事実!

机の上にあるカフェラテを一口飲み、呼吸を整えたあと世紀の大発見に身震いした。私の愛玩道具ミッキーも心なしか嬉しそうな表情を浮かべている。奇跡的にワロリンス氏に会う機会があるとすれば、一言目は決まっている。「きみの名は…?」