東京都に住む30代男性による秋田県の印象

秋田県について考えてみた。私は秋田には一度も訪れていない。秋田の魅力とは何かを考えたら『なまはげ』しか思いつかなかった。名産品『りんご』や観光地『恐山』は青森県だ。『盛岡城』『南部鉄器』は岩手県だ。世界遺産白神山地秋田県でもあるが、青森県でもある。秋田の特徴と言い切るには少し都合が悪いだろう。

地域批評シリーズ21 これでいいのか秋田県

地域批評シリーズ21 これでいいのか秋田県

 

残念なことに何も魅力がないのだ。秋田県は人口減少も著しく、全国6位の面積を誇りながら2018年の人口は98万人(全国38位)。人口減少率は全国最高とのニュースも見た。つまりジジィとババァしかいないのだ。いや人口密度は全国45位なので、むしろ狸や狐と出会う確率のほうが高いかもしれない。噂では女子高生はツチノコ級に見かけない存在らしい。

優秀な若者であれば東京都など首都圏に職を求めるだろう。自然豊かな田舎と言えば聞こえはいいが、何もないと言える。スローライフどころではない。どんな天才でも秋田県を盛り上げるのは不可能。「秋田支店に転勤になった…」となると一般論として栄転ではなく、左遷(島流し)というイメージだ。

そんな秋田には「全マシニキは今日も全マシ」という秋田県在住ブロガーがいる。観光地の紹介は多くないが、名前の通り食レポに関しては詳しい。こうした地方ブロガーは貴重で、特に東北は希少価値が高い。都道府県に一人は欲しい。秋田に行ったこともない主婦が副業で適当に書いた記事ではなく、その土地に住んでいる本当の生の声が聴ける貴重なブログだ。

日本最古のパラレルワールド秋田。欲しい物は全てネット通販アマゾンで買える時代とはいえ、県外から移住するには日本一ハードルが高いと言えるかもしれない。全マシニキブログによるとラーメン屋も少ないらしい。壊滅的だ…(;・∀・)